鍼灸にも西洋のアプローチと東洋のアプローチがあります。当院は、「トリガー療法」といって、西洋の方法を取っています。トリガーとは、引き金を意味し、痛みや障害には引き金となるポイントがあるので、その部分に鍼を打っていこうという考え方です。腕が痛い時に肩がトリガーになっているとわかったら、そこを刺激するということです。
トリガーとなる部位は、体の構造上ある程度決まっています。筋肉が交わる部位、腱の際、骨の際などです。そういった軟部組織を鍼で刺激します。東洋の方法でいう「つぼ」ではありません。東洋の鍼では腕が痛くても足のつぼに打ったりすることもあります。考え方が違うということです。